書籍挿画や雑誌挿絵、広告など、多岐にわたり活躍する画家・牧野伊三夫氏の30年以上にわたる仕事をまとめた、初となるイラストレーション作品集。

1987年のサンアドでのグラフィックデザイナーとしての数々のお仕事にはじまり、本の装画やCDジャケットなど近年のお仕事まで。
数万点物もの作品の中から約1000点に絞り掲載されています。

各仕事を通してかかわってきたデザイナーや編集者などの関係者とのエピソードをまとめたエッセイも約20篇を収録。
グラフィック・デザイナーとしてキャリアをスタートさせた著者ならではの、各仕事に応じた様々なイラストレーションの思考やアプローチがわかる内容となっています。

一ページ一ページを愛おしむようにゆっくりと時間をかけてめくりたい、絵の楽しみや奥深さを教えてくれる一冊です。


【牧野伊三夫 プロフィール】
画家。1964年、福岡県北九州市生まれ。
多摩美術大学グラフィック・デザイン科卒業後、広告制作会社サン・アドにグラフィックデザイナーとして入社。
1992年に退社し、画業を開始する。
以降、現在まで30年以上にわたり、書籍挿画や雑誌の挿絵、広告などで活躍。
HBギャラリー、月光荘画材店等での個展多数。
2012、13、17年東京ADC賞受賞。
1999年、美術同人誌「四月と十月」を創刊。
故郷である北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」の編集委員。
近著に『かぼちゃを塩で煮る』（幻冬舎）、『画家のむだ歩き』（中央公論新社）、『僕は、太陽をのむ』（港の人）など。酒好き、風呂好き、料理好き。