2010年3月発行/ラトルズ刊

（本文より）
ひと、もの、場所。　それぞれに巡りあい、大切に紡いできた歳月。
確かな明日へと向かう、 勇気と情熱がつまっています。

森の梢に小鳥が巣をつくり、卵を温め始めた。母鳥はいつも巣の中にいて卵をしっかりと、一日中抱いている。父鳥は時々外に出かけては、 母鳥のためのえさを取ってく。そのすがたには、若いスタッフもこの年齢の私でも同様に感動を覚える。
日々暮らす中にも、さまざまなところに、思わぬ感動はひそんでいるのだ。
それに気がつくか、つかないか。その違いは大きい。
たったそれだけのことにも喜べる心が、人生の豊かさに つながっていくのではないだろうか。